"mimiZ"のメンバー福島諭のソロ作品が入荷しました。楽譜と解説が記載された16ページの冊子付きです。
<作者による解説>
《 Rondo for MI 》は、ピアノとコンピュータのリアルタイム処理を前提に2006年から2007年にかけて作曲されました。2010年にコンピュータ処理の音質改善を行ったことを契機に、楽譜にCDRを付けてまとめることにしました。
本楽曲はピアノの演奏情報をコンピューターが自動で解析し、その場で録音/加工/再生を行って楽曲全体を構成していく構築的な作品です。コンピュータのオペレーターは付かない状態を想定しているため、奏者には独りで楽譜に従い 楽想とコンピュータへの指示の情報のどちらも考慮しながら演奏を行う必要性が生まれます。
このような方法論を採用する事で、些細な演奏情報の変化が楽曲の全体構成自体に大きく作用していく時空間が生まれますが、それによる楽曲自体の多様性や演奏行為の拡張性は多くの可能性を含んでおり、本作品によって目指されたものでもあります。細かい処理の方法と演奏楽譜は小冊子にまとめておきました。
付属のCDRには《 Rondo for MI 》自体の演奏の他に、その録音を利用して後日再構成した《 KUMINAOS 》シリーズを3曲追加してあります。ここでは原曲の様子をほとんど感じさせないほど過剰な処理を加えましたが、音色の肌理などは逃れがたく残っている部分もあるようです。CDRの構成は、全体を通して《 Rondo for MI 》がより良く鳴り響く事を考慮しました。
>mimiZ
<再入荷しました>
Private CD-R + BOOK(16ページ)2010