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飯田竜太: 3 | Ryuta Iida: 3

金沢のギャラリーSLANTにて開催された展覧会、飯田竜太 「再帰の終焉: End of Recursion time of a sea gull」を記念して刊行。

飯田竜太(1981-)は、自身が学生時代に習得した彫刻を表現の核に据えながら、本や印刷物といった紙を中心とする素材を選び、圧倒的かつ精緻な技術によってそれらを切り刻んで、それらがもともと有する文字情報や様々な記号そして装丁までをも織り込んだ、新たな「立体作品」を浮かび上がらせる希有な作家。その確かな技術をともなった横断的な作品表現、建築的なアプローチをも応用した空間を駆使

Profile 飯田竜太/いいだゅうた
1981年静岡県沼津市生まれ。2004年日本大学芸術学部美術科彫刻コース卒業。自ら収集した古書や稀覯本を素材にして、それらの書籍に「彫る」という行為を施し独自の立体作品をつくる手法を確立する。2004年「第22 回グラフィック一坪展」グランプリ受賞。2007年graf media gmにて初個展、2009年「岡本太郎現代芸術賞」入選。2010年は台北のPF gallery にて三人展「手感的妙PART1」やFUBON ART FOUNDATION 主催の「VERY FUN PARK」へ参加。国内ではと艾未未らとともにコム デ ギャルソンのDMシリーズのひとつとして作品が採用される。また『トマス・ピンチョン全小説』の発行に際して処女作「v.」の装画や、荒木飛呂彦責任編集『JOJOmenon /ジョジョメノン』に寄稿した吉本ばなな書き下ろし短編の挿絵なども担当。
>飯田竜太
>Slant
Slant 2013年刊行
サイズ 縦408×横273mm タブロイド形式 24ページ
  • 550円(税込)