道具、電化製品、工場、団地...変わりゆく時代の流れに左右される事のない、日常のささいなものたちを描き続ける フランス人アーティスト、フィリップ・ワイズベッカー。彼が収集してきた資料をもとに描いた温室のドローイングを纏 めた一冊がnievesからリリース。
外の世界から遮断された、守られた生態系の世界である温室。時代や地域によって形状は変わってくるものの、その 基本的な構造は、長い歴史のなかでそれほど変わっていない。出来る限り多くの光を取り入れ、そして湿度・温度を 保つ...そんな目的を伴いつくられた形状(骨組みとガラスの描く直線・曲線)の美しさは、普遍的なものだ。温室をみ て植物ではなくその構造に着目するのもなんとも彼らしい。
ウィットに溢れるミニマルなドローイングはもちろん、元になっている温室の資料写真や画像の美しさにも目を奪われる。
>nieves
Nieves 2012年刊行 テキスト英語
サイズ縦255×横160 厚さ3mm ソフトカバー 132ページ
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