鈴木清との親交でも知られる、オランダの写真家Machiel Botmanの3冊目の写真集。過去10年間に撮影された写真からセレクトされたもので、ブレボケや多重露光なども使用し作り込まれた独特の世界を構築。巻末には作者による短い小説“The Hawk and The Cat”を収録するなど演劇的な要素から自叙伝的な要素までをも含む一冊となっている。表面的には、統一するテーマも無く、作者が何を見せたいのか知ることは不可能。しかしながら本書では人生を理解するための手段として写真を撮り続けるという作者のこだわりが随所に感じられ、それぞれの写真は個人的な鏡として見るものを映し出す不思議な贈り物のような輝きを放っています。
>Nazraeli Press
Nazraeli Press 2012年刊行 テキスト英語
サイズ縦270×横163 厚さ12mm ハードカバー 72ページ
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