280 ページに及ぶ、5 年ぶりの新作写真集。土地に根ざし、全身全霊で感じていたカオスが立ち現れる。
写真家 志賀理江子が宮城県を訪れてから6 年が経過しました。自らの生活環境や経験と写真表現を一体にしようと探求してきた志賀の現時点での成果は、先に開催された展覧会「螺旋海岸」で提示されました。本作は、1 月にリリースされた
テキスト集『螺旋海岸 | notebook』とともに、現在の志賀理江子の集大成となります。写真というメディアとは何か、土地とともにある暮らしと表現とは何かについて、志賀が自問し追求してきた大きな問いそのものが現れています。それらは多くの困難を抱えながらある現在の私たちの社会に切実な声として届くことでしょう。
>赤々舎
赤々舎 2013年刊行 テキスト日本語/英語
サイズ 縦336×横255 厚さ30mm ハードカバー 288ページ