オランダの写真家Jeroen Toirkensが、北半球に現存する最後の遊牧民の生活を撮影した写真集。本書ではSami(ロシア、フィンランド)、Dukha(モンゴル)、Inupiat(アラスカ)など北欧からロシア、中東、アジア、北米まで様々地域に暮らす遊牧民の生活を紹介。
一面の雪景色の中のテントでの生活、鹿や鯨の解体といった衝撃的な画像も彼らにとっては日常でしかないのだろう。
グローバル化、貧困、気候変動がこれらの民族の伝統的な生活を保持を困難とさせる中、あえてこの生活を続ける人々の姿は、背景のとなる自然の美しさと重なり都市に住む人々が忘れている何かを思い出させてくれます。
>Lannoo
Lannoo 2011年刊行 テキスト英語
サイズ縦284×横235 厚さ25mm ハードカバー 207ページ