"mimiZ"のメンバー福島諭のソロ作品が入荷しました。
<本人による解説>
2006年の12月、グラニュラーシンセシスの概念をもとにして試行錯誤していたときに一つの特徴ある処理ができたように思えた。そこで、それに対する考察をする前に、とにかくいくつかの基音源使用して録音を行うことにした。このCDRの前半の3曲はコンピューター上でこの処理をさせてほぼ自動処理で生成されたものである。曲の感じに違いがあるとすれば使用された元素材の音源の特徴によるものが大きい。これらは曲の構成などはほとんど問題視していないが、この生成処理自体にある種の伸縮する緊張と緩和の関係があるために予想以上に長い間テンションが保たれている。サンプルの音源の断片がループせず微妙に伸縮していく処理構造なので、サウンド自体に一定のテンポなどは生じない。しかし伸縮は長い周期をもって繰り返されているので、カットアップであるけれどもドローンに近い表現ともいえる。聴きづらく思う方もいるだろうが、聴き方を工夫すれば発見に満ちた音源となっている。細かい分析は今後行うことにする。また後半の3曲は前半3曲のの基素材となったものをそのまま収録した。
<再入荷待ち>
>mimiZ