hanayo『colpoesne』は、クリームカラーの薄い紙に袋とじ、という古い和書を彷彿させる装丁。ページをめくれば、どこかミステリアスで匿名性の高い風景をおさめた白黒写真が続く。人の姿はほとんど見えないが、常に人の気配のするモノクロームの風景。ドアを開けるように袋とじを開いてみると、そこには優しい色のカラーの世界が広がる。淡い光の中佇むのは、hanayoの家族や友人たち。
時間軸や場所も判別出来ない外側の世界と、まるで桃源郷の住人たちの様なひとびとが穏やかに佇む内側の世界。曖昧に揺らぐ、hanayoの美しくも暖かい世界観を、見るだけでなく体感することの出来る一冊。
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>花代
UTRECHT 2010年刊行 テキスト英語
サイズ 縦220mm×横150mm 厚さ4mm ソフトカバー 68ページ
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