独自の風景論を唱え、私たちを囲む風景の空間的な拡がりや、時間の流れの大きな連続性など、写真では体験できないものを写しとることを試みている写真家、津田直。
始まりも終わりも無く、全ての領域を留まることなく移動し続ける「風」を、我々の世界を帯状につなぎ保つ存在のひとつと捉え、風に導かれて辿り着いた、中国、モンゴル、モロッコで風を最も熟知する民、遊牧民と時を共にし、3年の歳月をかけて制作された写真集です。
>津田直
>赤々舎
赤々舎 2008年刊行 テキスト日本語/英語
サイズ 縦306×横378 厚さ15mm ハードカバー64ページ