アメリカ人フォトグラファー、Anthony Hernandez(アンソニー・ヘルナンデス)の作品集。本書におさめられている12のイメージは、1971年のとある日に、作者の故郷ロサンゼルスのある貸金庫を出入りする人々を淡々と撮影したシリーズ。素早く直感的に撮影を行うためにプレフォーカスを使用し、対象がフォーカスポイントに入ったところでシャッターを切る手法を採用した。都市の環境・文化の違いに関心をもった作者は、同じ手法を使用し、ロンドンやワシントンなどでの都市でも撮影を行っている。2011年11月にパリのギャラリー「LE BAL」にて同シリーズの展覧会が開催されている。貸金庫の扉を想像させるメタルプレートをカバーに採用。
>Anthony Hernandez
>Silas Finch
Silas Finch 2014年刊行 テキスト英語
サイズ縦203×横312mm ハードカバー 32ページ