荒木経惟の写真展「人妻ノ写真」に際して刊行された作品集。
荒木経惟のライフワークとして知られる「人妻エロス」は、『週刊大衆』(双葉社)の連載企画として1998年に開始され、誌面を見て応募してきた人妻たちの赤裸々な姿が荒木によって撮り下ろされています。連載開始から15年、荒木が撮影してきた数百人もの人妻たちのカラー写真はこれまで、連載のほか写真集等でも発表されてきましたが、本書では、荒木がそれらのカラー写真と並行して撮影してきた、未発表の日付入り写真が初めて発表。
「彼女たち(人妻)自身がアートだ」と話す荒木の作品には、「撮る/撮られる」という撮影行為のなか、人妻たちの夫には見せることのない表情やひとりの女性としての魅力が引き出されており、見る者を人妻の世界へと誘うとともに、女性として生きることの意味を問いただしてもいます。
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>Rat Hole Gallery
RAT HOLE GALLERY 2013年刊行
サイズ縦155×横212mm ハードカバー 160ページ
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