1979年生 愛知県出身、佐久間元は東京を拠点として活動するストリートフォトグラファーです。東京を中心に、各地を徘徊し撮影し続けています。そして東京清澄白河にTAP Galleryを創設し精力的に活動しています。2006年の最初の個展から一貫して「そこへゆけ」というタイトルを冠した作品を作り続けていて、今回の写真集が彼のこれまでの活動の集大成となる最初の写真集になります。作家のトレードマークでもあるメガネの奥底から光る眼光に捉えられた光景は、普段我々が目にしている日常とは少しばかり違います。風景から地名を剥ぎ取り収集した世界、それはまぎれもなく彼が目指す「そこ」という別世界なのです。写真集の装丁は、赤い布貼りにうっすらと写真がシルクスクリーンで描かれています。その上にメガネの箔が押されることにより、あたかも写真作品の世界を作家が支配しているかのようにも見えます。また、赤い布貼りの表紙などの他、三方もシルクで赤く塗られ、本そのものは完全に赤色でパッケージングされています。上質のブックデザインに美しい印刷、roshin booksが自信を持ってお薦めできる作品です。
作者のサイン入り
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roshin books 2014年刊行 テキスト: 日本語/英語
サイズ縦225×横300mm ハードカバー 80ページ
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