想像力が現実と切り結び、克明さが混沌を描き出す「DANCE」。時間と空間が何重にもかさなり、世界の記憶の層に触れて行く。
「目で世界を見ることと、写真で世界を見ることのちがい。そこに僕はユーモアや希望のかけらを感じます。克明であるといってもそれはくっきり写っているとか、細かく写っているとか、そういうことではありません。ものごとの形や色にさわり、混沌を鮮明に描き、意味も構造も家柄も血液型も気にせずに向き合ってみる。そうやって見渡した世界に使い古されたイメージやあらかじめついている名前は必要ないのではないかと僕は思います。」
>赤々舎
赤々舎 2010年刊行 テキスト日本語/英語
サイズ 縦300×横286 厚さ20mm ソフトカバー 172ページ