青木隼人とのデュオ「ラジオゾンデ」などで活動する津田貴司のソロユニットhofli。恵比寿にあった旅の雑貨店「atelier drop around」のためのサウンドトラックとして制作された音源をCD化。
「水の音をコラージュする」という発想のもと、台所にマイクを立て機材を並べ、蛇口をひねって息を澄ます。そうして録音した何種類かの水の音を変調し、それらの音を聴きながらギターを弾き、波の音と重ねてまた聴き。。。冷蔵庫のうなりや、排水溝の音などもかすかに入り込む。水の音を基本に構成されたサウンドは「atelier drop around」にふらりと訪れた水の分子が覚えていた記憶の断片とも言えるでしょう。鳴る場所そのものを彩る、環境音的な作品です。
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drop around