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吉田ルイ子: ハーレム 黒い天使たち


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吉田ルイ子

「ハーレムの熱い日々」で知られるフォトジャーナリスト吉田ルイ子の幻の写真集『ハーレム』がついに完全復刻!(昭和49年作) 黒人スラム街にともに暮らし、黒人たちを撮り続けたフォトジャーナリスト吉田ルイ子――1960年代〜1970年代初期の貧困・麻薬・売春・差別に象徴されるニューヨーク・ハーレムで、人間が人間であることを取り戻すことに目覚めた黒い肌の輝きを、女の感覚とカメラの冷徹な眼でヴィヴィッドに把えた異色の写真集。初版は昭和49年に発売され現在でもブラックカルチャーフリークの間でバイブルとして扱われる本作品。現在活躍する多くのアーティストに影響を与えた彼女の唯一の写真集が36年の月日を経て待望の完全復刻。

【吉田ルイ子プロフィール】
1938年、北海道室蘭市生まれ。慶応義塾大学法学部卒。NHK国際局、朝日放送アナウンサー勤務の後 、1962年フルブライト交換留学生として渡米。ユージン・スミスの写真に出会い、ハーレムの人々の 写真を撮り始める。71年帰国。72年から沖縄、ベトナム、韓国、キューバ、ジャマイカ、イラン、リ ビア、南アフリカ等を取材。81年東宝映画「ロングラン」監督。89年JCJ(日本ジャーナリスト会議)特別賞受賞。97年、年齢を重ねて美しく輝く日本の女性たちを撮り始める。03年、北海道東川町の第19回国際写真フェスティバルにおいて「華齢な女たち」で東川特別賞受賞。04年、インド・ラダックを取材。ほかにも、北米、南米、東南アジア、中東、アフリカ等の世界約70か国をめぐり、人々の生活、感情に思いを寄せた視点で写真を撮り続けている。
TODOROKI 2010年刊行 テキスト日本語
サイズ縦225×横253 112ページ
  • 3,080円(税込)