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ポダンク / PODUNK
Scarlett Carlos Clarke, Nadia Lee Cohen


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Nadia Lee Cohen Idea

イギリス人フォトグラファー、スカーレット・カルロス・クラーク(Scarlett Carlos Clarke)とナディア・リー・コーエン(Nadia Lee Cohen)による作品集。

本書は、スカーレット・カルロス・クラークによる新刊であり、ナディア・リー・コーエンが主演として登場する。タイトルの「ポダンク」は、英語の稀語「podunk」を日本語で記したものである。アメリカのスラングである、取るに足らない田舎の町、小さく孤立した辺鄙な町を指す言葉である。本書が2026年3月27日に東京・銀座の「ドーバー ストリート マーケット ギンザ(Dover Street Market Ginza)」で発売されたことから、日本語表記が表紙に用いられている。

本書は、作者が8mmカメラ「スーパー8(Super 8)」で撮影した映像から切り出したスチル写真を収録し、128ページで構成される。ナディアは木張りのラウンジに置かれた花柄のソファの上で横たわり、伸びをし、再び身を投げ出す。砂漠の低木が広がる土地では、歩き回り、踏み込み、滑るような足取りで移動する。家の中には子どもたちの姿もあり、彼女と同じ空間に存在しているが、それが自身の子どもなのか、あるいは姉妹なのかは定かではない。そこには、明確な物語は提示されない。以下に引用する作者によるテキストは、本書には収録していないが、その光景を補助的に描写するものである。

雑草と子どもくらいしか、このあたりで育つものはない。いくつかの家は建てられたが、完成する前に工事が止まり、そのまま何年も放置されていた。タイベックに覆われ、まるで包帯を巻いたような状態で佇んでいた。そして、そのスタッコの色みは、たとえピンクであろうと桃色であろうと、常に「サンドストーン」と呼ばれていた。地面があまりに熱いため、犬たちは車の下に身を寄せて日陰をつくる。多くの飼い主と同じように靴を履いていないからである。風が吹くと、周囲を回り込むのではなく、それは内部を通り抜けていった。そして歯のあいだにまで入り込んだ。空はベージュ色に変わり、太陽は瞬きをせずに見つめられる硬貨のようになった。ある少年が野原に自転車を置き去りにすると、タイヤは横に崩れるように溶けていた。翌日そこへ戻ると、それは自分たちよりも古びて見え、まるで掘り起こされたかのようにアルカリの粉をまとっていた。あるとき雨が降り、ミミズが歩道一面を覆ったが、午後には消え去り、痕跡だけが残った。誰もみな、兄弟はパームデールで働いているか、これから働くつもりだと言っていた。

本書はカリフォルニア州ランカスターで撮影された。そこは西モハーヴェ砂漠に位置する広大なアンテロープ・バレーにある町である。本書は桜の季節にあたる時期に、世界でも有数の人口密度をもつ東京・銀座で刊行された。500部限定で出版され、東京を起点にやがて世界各地の読者の手に渡る。
Idea 2026年刊行 テキスト: 英語
サイズ: 130mm×180mm ソフトカバー 128ページ
  • 7,700円(税込)



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