現代イギリスの写真家、アーティスト、ニック・ワプリントンの40年にわたるキャリアを網羅した、タイムリーかつ広範なサーベイ。

ロンドンとニューヨークを拠点に活動するアーティスト、ニック・ワプリントンンは、写真を用いて、私たちの生活体験の複雑で広範囲な側面を捉えている。1990年代初頭に『Living Room』で一躍脚光を浴び、以来、人物や場所、そしてそれらを規定する社会政治的背景を淡々と描写することで知られるようになった。暴動、抗議行動、フリーパーティーのカオス、暴力、陶酔から、大判の風景写真のシュールで催眠術のような静寂まで、ワプリントンの作品は（その雑然とした人間性のすべてにおいて）固定観念を超越し、期待を裏切るが、本書も例外ではない。

本書は、よく知られたプロジェクトとあまり知られていないプロジェクトの両方、そしてワプリントンの絵画と芸術的実践についての新たな洞察を提供し、ヨーロッパにおける現代写真の主要なキュレーターの一人であり、パリのヨーロッパ写真美術館（MEP）のディレクターであるサイモン・ベイカーによる新たな依頼による序文で幕を開ける。

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Phaidon 2023年刊行 テキスト: 英語
サイズ: 290×250mm ハードカバー 416ページ サイン入り
ISBN: 9781838667580