本書は、オランダの写真家・映像作家であるエド・ファン・デル・エルスケンの回顧展に際して刊行された美しい図版入りのモノグラフ。

独学で写真を学び、自らの人生と旅を記録したエド・ヴァン・デル・エルスケンは、その型破りな手法と、人や場所の硬質で刺激的なイメージで知られています。本書は、画期的な写真小説『左岸の恋』、1950年代のアムステルダムを描いた『Once Upon a Time』など、エルスケンの全作品を網羅する決定版。エルスケンのプリントの膨大なコレクションと、彼が生前に行った有名なインスタレーションに焦点をあてています。エッセイでは、ウィージー、アンリ・カルティエ＝ブレッソン、ロバート・キャパなど、この写真家が初期に影響を受けた人物が明らかにされ、また、彼の自信に満ちた、異端的で自己表現的なスタイルが、ラリー・クラーク、ナン・ゴールディン、ウォルフガング・ティルマンスなど20世紀後半の写真家に道を開くことが示されます。

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Prestel 2017年刊行 テキスト: 英語
サイズ: 300mm×240mm ハードカバー 288ページ
ISBN: 9783791383255