日本人写真家、横田大輔の作品集。本書は、ベルリン夜の街で撮影されたイメージを元に、作家独自のスタイルとも言える実験的な現像プロセスが盛り込まれ、サーモグラフィーや赤外線カメラを流用したような手法、フィルムにイメージを直接生成するなど様々な手法で作り出された作品を収録。超低解像度のカメラを用いた実験的な作風は、古典的な写真の概念をその限界まで近づけ、写真とはどうあるべきかという問いを改めて考えさせる。本書は、ドイツ・ベルリンに拠点をおく出版社「Kominek Books」がベルリンにアーティストを呼び、作品の企画から制作、作品集の編集、ダミー制作などを共に行うアーティスト・イン・レデジンスプログラム「Berlin Residency Programme」の第二弾アーティストとして、同じ日本人作家の滝沢広とヨシ・カメタニと共に参加し制作。
>横田大輔
>Kominek Books
Kominek Books 2017年刊行
サイズ縦340×横232mm ソフトカバー 128ページ