川島崇志は東日本大震災や火山の噴火などカタストロフを起点に作品を制作してきました。ドキュメンタリーのように決してそれらを事後として提示するのではなく、スーザン・ソンタグやミッシェル・ウエルベック、安部公房らによる小説を伏線に、物語の断片とイメージを組み合わせて発表されたインスタレーション作品は、近い未来を暗示するもの、またはそれを思考する場として位置づけています。2011年から現在に至るまでの作品をまとめた本作品集は、川島による断片的な物語の集積ともいえるでしょう。ブックデザインはスイスのECAL（ローザンヌ美術大学）で教鞭をとるフィリップ・エガーが担当しました。
>川島崇志
>アートビートパブリッシャーズ
アートビートパブリッシャーズ 2015年刊行
テキスト日本語/英語 サイズ縦280×横215mm ソフトカバー 112ページ
※この商品は、メール便での配送が可能です。
