プラハを拠点に活動するラトビア人写真家、Ivars Gravlejs(アイヴァース・グラヴェレジズ)の初となる作品集。"先生たちから屈辱的に扱われるので、学校に行く前はいつもイライラしていた。写真を撮るか、映画を撮るか、何か作ることが学校で生き延びるための唯一の手段だった" と彼自身が書いたように、1990年代のラトビアでの学生時代を記録した風変わりなスクラップブックの中で、作者は学校という小さな国家に写真を撮ることで反乱を起こしていた。 ‘Conceptual’ や ‘Pop art’ などから成る8つの章は、ラヴェレジズの興味を反映し、各章にあるイメージは同級生や先生たちを撮影し、残酷に切り抜いたりモンタージュしたりして作り出された。本書は、大人の世界のルールや原則、美的感覚を嘲笑しているかのようである。MACKが企画する「First Book Award 2015」のファイナリスト作品集。
>Ivars Gravlejs
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Mack 2015年刊行 テキスト英語
サイズ 縦273×横206mm ソフトカバー 144ページ