Koji Takiguchi: Sou | 滝口 浩史: 窓

2004年写真新世紀展にて荒木経惟選で作品「狭間」が準グランプリを受賞してから10年後の2014年、この「狭間」から始まった家族の生と死をテーマとした作品「窓」が、アメリカの出版社Little Big Manより写真集が発売されました。

「窓-SOU-」は家族の生と死という誰にでも起こりうるであろう現実に真正面から向かい合いながら、感情を押し殺したような眼差しで淡々と綴る家族の物語です。義父と義母の昔日の写真を義母の母が作成した押し花作品で彩りながら、さらに写真家自身の結婚や出産、病室の光景、愛猫の死といった自身の人生の写真を織り交ぜ、過去と現在とがリンクし、この物語が地続きで連なっている事を明示します。カーテン越しに窓から差し込む光、窓から見える風景、窓越しの光景、直接的、間接的に提示される窓のイメージがさらに見る者を写真家の視線へと重ねていきます。生と死、過去と現在、喜びや悲しみ、そして未来を自らの家族を通して示唆しています。

表紙題字は荒木経惟。
>Little Big Man
Little Big Man 2014年刊行
サイズ縦330×横230mm ソフトカバー 120ページ
  • 8,964円(税込)