ソロ活動、また津田貴司とのデュオ「ラジオゾンデ」などで、自由学園明日館(池袋)、近江楽堂(初台)、haco(葉山)、STARNET(益子)などの場所で、ギター演奏を中心に、空間や場所の響きに重点をおいた活動を展開する青木隼人のソロアルバムが入荷しました。
<解説>
朝の音楽、朝の時間
2008年の春に2枚のCDをリリースします。2枚とも葉山にある「haco」にて行った〈朝の音楽と朝食の会〉でのライブ演奏を基に制作しました。〈朝の音楽と朝食の会〉は、朝6時30分から1時間半ほどライブをして、集まってくださった人たちと朝食のテーブルを囲むという会でした。
朝には、いい知れぬ魅力があるように思います。ものごとがゆっくりと動き出し、だんだんその日のリズムができあがっていく時間。誰にも、どんな場所にもかならずやってくるし、それは見逃してしまうと、あっというまに通り過ぎてもいきます。もしかしたら、音楽というかたちにもすこし似ているのかもしれません。ひとときの「時間」であるということが。ひとつのリズムであることが。
もともとCDとしてリリースする予定で録音をしていたわけではありませんでしたが、朝の時間にしか流れない空気がここにはしっかり収められていると感じ、リリースに向けて作業を開始しました。
「morning july」はギター演奏が中心となっています。夜明け前の群青色の時間からだんだんと空が白んでいくような、ゆっくりとした時の流れを感じさせる音楽から始まります。
「morning october」のほうはクロマハープとメロディオンを使った演奏を収めています。朝の庭のような音楽です。津田貴司氏に音の剪定をお願いして、見事に仕上げてくださいました。
>AOKI, hayato
<再入荷しました>