2 人の子どもたちが 生まれてから写真を撮り続けている。
ハルとミナ、彼らを撮影していると、
ふと幼い頃の自分かのような錯覚が起こることがある。
それはまるで僕自身がふたたび人生を生き直しているさまを
間近で眺めているような不思議な感覚だった。
なんでもない日々を生きる、ありのままの彼らの姿は、
言葉をこえて、誰もがもつ共通の記憶と経験を呼び覚まさせ、
それぞれが“自分の未来 ”を想うきっかけになるのではないか ——
写真は未来への贈り物 。そう考えると、ここに写っているのは、
彼 ら で あ り 、 僕 で あ り 、“ あ な た ” な の か も し れ な い 。
>リブロアルテ
リブロアルテ 2014年刊行 テキスト: 日本語/英語
サイズ縦220×横285mm ソフトカバー 136ページ
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