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陣内隆 / Joji Nakamura & Ken Kagami


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題府基之 平野太呂

陣内隆とはいったい何者なのか?YOUにとってZINEとは?つゆだくって?

タカシ?タカシなの? ――写真家・平野太呂 パンケーキ食いながらこれを読め!!! ――写真家・題府基之

陣内隆。またの名を“ZINEの神様”。

1950年、サンフランシスコに生まれ裕福な家庭に育った陣内は、紙をホッチキスで留めただけのとても簡単な手法で幼少期から自作の本を作りはじめる。彼女とのデート中やバイト中でも、その創作意欲はとどまることを知らず、少しでも時間があれば自作の本を作り続けたという。

陣内が始めたその手法が60年代のサンフランシスコで広まり、そのムーブメントがZINEの始まりと言われている。また、ZINEという呼び名は、陣内の狂信的ファン(一説によると、そのほとんどがスナックのチーママという説も)からのニックネーム”陣”からきているという。

彼の死後、その影響力はますます大きくなる一方で、ここ日本でも2011年12月に東京NO.12 GALLERYで「ZINE GENERATION TOKYO」、2012年2月に金沢SLANTで「ZINE GENERATION TOKYO part2」、2012年9月には”陣内隆財団”協力のもとアジア最大のアートブックフェア「THE TOKYO ART BOOK FAIR 2012」で「陣内隆回顧展」、そして、2013年5月には盛岡Apartmentで「ZINEの神様 陣内隆 展 by JOJI NAKAMURA KEN KAGAMI」が開催。全ての会場で、陣内隆フォロワーというべきアーティストたちのZINEが一堂に会した。

本書は、そんな彼に多大な影響を受け、調査を続ける2人のアーティスト、中村穣二と加賀美健に貴重な資料を提供してもらい作り上げた1冊。元彼女のインタビューやバイト先の店長のコメント、全盛期のドローイング、陣内が初めて作ったZINEなど、この1冊で陣内隆のミステリアスな全貌が浮かび上がる、まさにZINEのバイブルとでも言うべき仕上がりとなっている。

陣内隆とはいったい何者なのか?YOUにとってZINEとは?つゆだくって?
全ての答えがここにある!
>NPB Press
NPB Press 2013年刊行
サイズ縦210×横148 厚さ3mm ソフトカバー 32ページ
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  • 1,320円(税込)