ワタリウム美術館の展示では今までにない新たな展開の作品と、自身のルーツを垣間見せるかのようなドローイングを発表したバリー・マッギー。圧倒的なスケール感や映像による挑発的な作品は会場で体験するほかないが、展覧会に併せて新たに制作されたこの本では、つぶやきにも似たバリ−・マッギーの今を2次元で体験することができる。
ここ数年、展示の際には必ず自作の冊子を制作しているバリ−だが、今回も展示準備期間のかなり早い段階で本の出版への意欲を伝えてきた。ここには彼の家族や友人、街なかで見かけるホームレスや落書き、つまりはバリ−・マッギーの日々そのものが綴られている。ギャラリーの中で作品を見せるよりも「外」で絵を描くことの好きなナイスな奴「TWIST」もそこにいる。
[SOLD OUT]
>Barry McGee
ワタリウム美術館刊行 テキスト無し
サイズ 縦204×横132 厚さ9mm ソフトカバー 124ページ