ウクライナ出身の写真家、ボリス・ミハイロフの作品集。タイトルの「tea, coffee, cappuccino?」とは、ソ連時代のウクライナではレストランのウェイターは「tea or coffee?」と注文をとっていたのに対し、ソビエト連邦が崩壊した現在では「tea, coffee, cappuccino?」と注文をとるようになったということから。西の資本主義の侵入は、巨大で多彩な広告看板やビルボードとして街のいたるところで見ることができるが、現実にはその恩恵を受けるのはごく一部の人間のみ。「悲惨な現状を写真に撮りそれを見ることで、ようやく人々はストリートの実情に気付く。」と作者も述べるように、ウクライナとその住民の現在の姿をありのままに映し出した1冊となっています。

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>Boris Mikhailov
>Walther Konig

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Walther Konig 2010年刊行　テキスト英語
サイズ縦320×横208 厚さ23mm ハードカバー　238ページ