ロンドンの出版社oodeeより、女性の視点をテーマにロンドン、東京、パリ、ニューヨーク版をそれぞれ順に出版する写真集のシリーズ‘POV FEMALE’の東京版。今回はロンドン版に続く、第二弾シリーズとして東京を拠点に活動する5人の女性フォトグラファーに焦点を当てている。それぞれのフォトグラファーは1冊の写真集の中で女性ならではのユニークな視点を通して、自発的なテーマ1つにフォーカスした作品を発表している。各100部限定。
細倉真弓による本書は京都駅の裏にある、戦後から今に至るまでまるで忘れ去られたかのように存在していたコミュニティーの写真群とポートレートで構成。その場所がどんな場所であるか知る/知らない、ということは時にものごとをまっすぐに見るということを不可能にする。見るというの行為の曖昧さと不安を強く印象付ける一冊。
>oodee
oodee 2012年刊行 テキスト英語
サイズ縦270×横205 ソフトカバー 36ページ
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