ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボットが自身の発明したカロタイプという技術を使い製作した世界最古の写真集のタイトルは『自然の鉛筆』。本書はアムステルダムを拠点に活動する写真家、Harold Strakにより159年後に制作された、それと深く関連するテーマを持った写真集。主に昆虫の死骸を素材とした画像は、一見して何を撮影したのか分からないものも多いが、その奇妙な質感と造形美に驚かされる。自然から生まれ、また自然に崩壊していくその姿は、まさに”時の剥製”とも呼べるものであり、時間と深く関連した写真という技術でのみ視覚化できるものだろう。750部限定。サイン、ナンバー入り。
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>Harold Strak
Van Zoetendaal 2011年刊行 テキスト英語
サイズ縦340×横240 厚さ9mm ソフトカバー 52ページ
