「ページをめくって、ジョンが生きた年月を彼と共に辿っていってください」オノ・ヨーコ(序文より)

「たしかに俺は反発ばかりしていたけど……その反面、みんなに好かれる人気者になりたいとも思っていた。ビッグマウスでも変人でも、詩人でもミュージシャンでもなく。でも俺は、俺以外の人間にはなれないんだ」ジョン・レノン(本文より)

ジョンの全人生を振り返る公式写真集、決定版。

ジョン・レノンについてはこれまで数かぎりなく語られてきた。神話も多くある。ミュージシャン、アーティスト、作家、夢想家、先見者、パフォーマー、政治活動家、そしてあこがれの文化人。神話にまどわされることなくこの男を見ることはときに難しい。

若者向けの威勢のいいポップ・ソングから平和賛歌まで、 ジョンはいつも類い稀な正直さで自分自身を表現してきた。

ビートルズと共に、そしてのちにソロ・アーティストとして、彼はポピュラー・カルチャーを永久に変えた。後年にはオノ・ヨーコというパートナーを得、平和と愛のメッセージを世界に広めることに献身した。その名声ゆえ、彼は20世紀でもっとも多く写真に撮られた人物のひとりとなった。

リヴァプールでの子供時代からビートルズで活躍した若いころ、革新的なソロ・プロジェクトに打ちこんだ時期からオノ・ヨーコと過ごした日々まで、その時々で彼はさまざまな出来事を経験し、多くのことをなしとげた。その記録を収めたのがこの本だ。

神話の影に隠れた彼の素顔を明らかにし、60年代と70年代を象徴する伝説的スターであり続けるジョン・レノンという男を称える1冊となっている。

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ブルース・インターアクションズ 2010年刊行　テキスト日本語
サイズ縦256×横214 厚さ36mm　ハードカバー　272ページ