媒体、年代、地理を超越した『キャリー・メイ・ウィームズ：問題の核心』は、作家自身と、彼女の精神的・哲学的探求を論議の中心に据えています。ウィームズは、歴史、アイデンティティ、そして権力を探求する作品で知られる、試金石となるアーティストです。包括的なモノグラフである『問題の核心』は、1981〜82年に発表された『家族の写真と物語』から、黒人教会を題材とした最新のシリーズまで、画期的な作品群を惜しみなく紹介しています。

本書を通じて、アーティストの精神的な思索は、このアイコン的なアーティストの思考と視点を理解する上で重要な洞察を提供しています。世代を越えた著名な思想家や学者による新規委嘱エッセイと追加の寄稿は、ウィームスのビジョンが、私たちを取り巻く世界の複雑さと不条理と向き合う上で持つ独自の価値を強調しています。本書は、2025年4月にトリノのGallerie d’Italiaで開催される関連展に併載されます。本書はApertureとAllemandi Editoreの共同出版です。

---

Aperture 2025年刊行 テキスト: 英語
サイズ: 254×216mm ハードカバー 264ページ
ISBN: 9781597115841