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『RELATED PATHS』は、マヌエル・アイレス・マテウス、リカルド・バク・ゴードン、イネス・ロボ、リカルド・カルヴァーリョによる展覧会「RELATED PATHS 4 ARCHITECTS」を要約した書籍です。
ポルトガルで生み出された建築は、国外で最も高い評価を得ている文化的表現の一つです。これは、アルヴァロ・シザの作品の普及と、国境や国家の概念をはるかに超える遺産としての認知に始まった、長いプロセスの結果です。その後の世代もこの遺産を受け継ぎ、今日ではポルトガルで生み出された建築は、その専門分野の内外で、独自の活動として認識されています。
本展では、リスボンを拠点とする4つの建築スタジオの作品を展示し、建築文化へのアプローチ方法や活動拠点において、それぞれ異なる接点を持つ作品を制作しました。これらの作品は、遺産、再利用、景観といった現代社会のテーマを扱っているだけでなく、特に住宅分野において、このテーマを取り巻く世界的な危機に直面しながら、より多くの人々のために建築を建てたいという野心にも触れています。
日本で開催されるポルトガル人建築家展は、20世紀初頭から西洋文化に影響を与えてきた、いわばリファレンス建築家集団を特徴とする日本文化そのものをも探求しているように思われます。この鏡の遊びを通して、本書は、建築という分野を共通の領域として、両国間の対話と協力のプロセスを模索しています。
A.mag 2025年刊行 テキスト: 英語
サイズ: 240×170mm ソフトカバー 180ページ
ISBN: 9789893602676