40年以上にわたり、宮崎駿はあらゆる世代の観客を魅了してきた。彼のアニメーションは、多くの場合、馴染みのない困難な世界を冒険する子供たちを主人公としており、青春とは何か、大人になるとはどういうことかを時代を超えて探求している。その芸術的ビジョン、職人技、そして深い人間的価値観によって世界中で称賛され、世代を超えて影響を与え続けている。宮崎駿の描く自然や複雑なキャラクター（その多くはたくましい少女や若い女性）の普遍的な魅力は、文化の壁を越えて広がっている。

本書は、2021年にロサンゼルスのアカデミー映画美術館で開催される初回展を機に、東京のスタジオジブリと共同で刊行される。北米で初めて開催される伝説的な映画監督の回顧展に合わせ、スタジオジブリのアーカイブ以外では見たことのないアートワークを含む、何百点ものオリジナル制作資料を紹介している。となりのトトロ』（1988年）、『魔女の宅急便』（1989年）、『もののけ姫』（1997年）、『千と千尋の神隠し』（2001年）、『ハウルの動く城』（2004年）を含む、宮崎駿監督の初期のキャリアから全11作の長編作品に至るまでのコンセプトスケッチ、キャラクターデザイン、絵コンテ、レイアウト、背景画、プロダクションセルが、宮崎駿監督の創作過程と卓越したアニメーション技術に迫る。

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DelMonico Books 2021年刊行 テキスト: 英語
サイズ: 280×240mm ハードカバー 287ページ
ISBN: 9781942884811