ドイツ人写真家ユルゲン・テラー（1964年生まれ）は、35年のキャリアを通じて、その型にはまらないスタイルで名声を博してきた。真面目さと自己アイロニーのユニークな組み合わせで予想を裏切り、人生への飽くなき好奇心と周囲の果てしない驚きに満ちた世界から、本物の物語を生み出してきた。2023年から24年にかけてパリのグラン・パレ・エフェメールで、また2024年にはミラノ・トリエンナーレで開催されるテラーの大規模な個展に付随する『I Need to Live』は、彼の比類なき写真的達成の奥深さを捉えている。

このカタログの中でテラーは、予測不可能な人生の輪を振り返り、愛する人の写真に新たな切なさを吹き込んでいる。ファッションデザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッドやギャラリストのスザンヌ・タラシーブなど、彼が失った共同制作者や友人たちは、彼の妻でありミューズでもあるドヴィレ・ドリジテと視覚的な空間を共有している。アーティストやデザイナーのロニ・ホーン、リック・オウエンスらによる寄稿が、テラーのこれまでで最も親密な写真集を彷彿とさせる。

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Steidl 2024年刊行 2版 テキスト: 英語
サイズ: 240×160mm ソフトカバー 376ページ
ISBN: 9783969992913