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ベルギーの写真家兼ビジュアルアーティスト、ディーター・デ・ラタウエルによるこの写真集は、内なる問題の解決策としての『場所』と『歩くこと』についての考察である。しかしながら、風景へのアプローチとして始まった逃避の試みは失敗し、風景が単なる障害物であることが判明して終わる。親密で詩的な作品であるデ・ラタウエルの写真集は、失敗や弱さを受け入れること、そしてそれを新しいものに変えることをテーマにしている。激動の歴史を持つフィンランド島で、たった一日の午後に制作された本書は、霧に包まれた午後がゆっくりと暗闇へと落ちていく、明確で直線的なコースをたどっている。
Void 2022年刊行 テキスト: 英語
サイズ: 205mm×165mm ソフトカバー 96ページ
ISBN: 9786185479107