ドイツで活動する画家、村瀬恭子初のドローイング集。
村瀬恭子は、初期より少女の姿を描き続けてきました。部屋から外の様子を恐々とうかがっていた少女はいつしか扉を開き外へと歩み出します。
あるときは水の中で身体の浮遊感を愉しみ、あるときは森の中へと場所を移し、枝を潜りぬけ、ときに立ち止まりながら。そして今も歩みを続ける彼女はどこで何に出会うのでしょうか。
本書は、2007-08年開催のヴァンジ彫刻庭園美術館における村瀬恭子個展「セミとミミズク」展示作品を中心に過去の作品を加え収録しました。
>NOHARA
NOHARA 2008年刊行 テキスト日本語/英語
サイズ縦343×横257mm ソフトカバー86ページ