ブルックリンを拠点に活躍する写真家ジャメル・シャバズは、40年以上にわたってニューヨーカーのポートレートを撮影し、街中の文化の移り変わりや闘争を記録してきました。彼が撮影するさまざまなコミュニティのポートレートは、ファッションやポーズを問わず、ストリートが自己表現の場であることを強調し、どのような場合でも、個人とコミュニティを「名誉と尊厳」をもって表現することを目的としています。本書は、ゴードン・パークス財団/Steidl Book Prizeを受賞を機に刊行され、1970年代から90年代にかけてのシャバズの作品を、彼のアーカイブとして初めて紹介するものです。 シャバズは1970年代半ばから、ブルックリン、クイーンズ、ウエストビレッジ、ハーレムでポートレートを作り始めました。1980年代にライカーズ島で警官として働きながら、受刑者のポートレートを撮影していたときも、彼のカメラはそばにありました。本書では、十数枚のアルバムから、その多くが未公開のものであり、彼の初期の写真やライカーズ島内で撮影された写真などを選び、シャバズの作品をより広い写真史の中に位置づけるエッセイとともに紹介しています。

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Steidl 2023年刊行 テキスト: 英語
サイズ: 290×200mm ハードカバー 240ページ
ISBN: 9783969990957