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Four Winters
Jem Southam


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Jem Southam Stanley/Barker

英国人アーティスト、ジェム・ソウザンは、過去4年の冬、エグゼ川の氾濫原にある短い川岸を繰り返し訪れています。夕闇が迫る頃、あるいは夜明けの光が集まる頃、彼は立ち尽くし、それぞれの冬がどのように過ぎていくのかを目撃します。夕方、日没を過ぎると、白鳥、ガン、カモが安全な夜を過ごすために川へやって来きます。朝、鳥たちは目を覚まし、羽繕いをし、餌を食べ、新しい一日のために社交的になるのです。このような微妙なドラマが何千年にもわたって繰り広げられ、世界が回転し、新しい日が明けるたびに、その光景は繰り返されます。しかし、その実際の姿は限りなく多様であり、本書の写真でジェム・ソウザンは彼の周りの劇場空間の微妙な変化とドラマを書き留め、語っているのです。

「数年前の12月の真夜中、私は階下で鳴る電話で起こされました。弟が入院し、担当医から一晩は生きられないかもしれないとの知らせでした。私は弟を見舞いに行き、救急病棟の不気味な静けさの中で、早い時間から緊急病棟の不気味な静けさの中で彼と一緒に座っていました。」

「その日の午後、帰宅した私は、川辺を散歩することにしました。夕闇が迫ってくると、私は丸太の上に座って、その日の考えや感情を整理していました。カーブを曲がる水面の揺らぎ、葦や木の枝の揺らぎ、南西の風に押される雲のピンクなど、次第に目の前のことに没頭していきました。マガモが夜の安住の地を求めて土手から押し出し、川を泳いで渡るのを、使い始めたばかりの小さなデジタルカメラを手に取り、素早く撮影しました。」

「最初の電話から数年後の別の夜中に、再び電話が鳴り、同じメッセージがありました。私はもう一度病院に行き、そばにいましたが、今度は弟の命は助かりませんでした。2021年の春分の日にこれを書いている今、私は川辺の季節、『5回目の冬』を終えようとしているところです。冬の朝、川の曲がり角で、静かな不思議を目撃し、共有することの深い喜びは、なかなか止められません。」 - ジェム・ソウザン
Stanley/Barker 2022刊行 テキスト: 英語
サイズ: 300mm×230mm ハードカバー 124ページ
ISBN: 9781913288259
  • 13,200円(税込)