マイケル・ケンナは、現在最も優れた写真家の一人とみなされています。本書は、ケンナの建築写真の分野での仕事を紹介し、自然物や人工物を撮影する際に、建築環境に対する彼のアプローチがどのように彼のスタイルに影響を及ぼしているかを示しています。デュオトーンのイラストを多用し、光、影、構図、遠近法などを駆使して、ケンナがさまざまな場面でどのような効果を発揮しているかを、画像間の対話によって表現しています。イヴォンヌ・メイヤー＝ローアの鋭いキュレーションにより、吊り橋のケーブル網、夜の街並みのきらめき、工場の塔のシルエットなど、ケンナがいかに巧みに技術を使い分けながら撮影しているかが分かります。マイヤー＝ローアによる洞察に満ちたテキストとともに、この本は、技巧と技術への献身によって、同時代の写真家とは一線を画した才能ある写真家の姿を包括的に紹介しています。

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Prestel 2019年刊行 テキスト: 英語
サイズ: 290mm×235mm ハードカバー 384ページ
ISBN: 9783791385822