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石が囁く 国東半島に秘められた日本人の祈りの古層
船尾修


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船尾修

写真家の船尾修が大分県北部の小さな半島、国東半島へ東京から移住したのは今から約20年前。この地域に伝承されている古い祭礼行事や風土に魅了されたからであった。

国東半島は六郷満山と呼ばれる神仏習合的な仏教が発展したところで、船尾はそれらの痕跡をたどるうちにある事実に気づく。それは仏教が日本へ伝わる以前の信仰のカタチがさまざまな断片としてこの地に刻まれていることだった。

耶馬と呼ばれる険しい山なみ。洞窟のような磐座。それらを取り巻く深い原生林。僧侶らによる峰入り行。そしてそのような環境の中で生きてきた村人たちが受け継いできた古い祭礼行事。それらは日本人の信仰心というものの原型であり、現在の日本人の遺伝子の中にも脈々と生き続けているもの。

船尾ははっきりと見えないそうした「気配」というものに六感を研ぎ澄ませながら対峙し、それをハッセルブラッドにモノクロフィルムを詰めて視覚化しようと試みてきた。そして生まれたのが本写真集である。
K2 Publications 2021年刊行
サイズ: 縦235mm×横210mm 80ページ
※この商品は、メール便での配送が可能です。
ISBN: 9784991193309
  • 2,090円(税込)


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