様々なアーティストが鳥を撮影したシリーズ”Des oiseaux（On birds)”よりパオロ・ペレグリンの写真集。

マグナム・フォトグラファーであるパオロ・ペレグリンは、政治的、経済的、あるいは生態系の激変を証言する作品で知られていますが、その好奇心から、自然が重要な位置を占めるような、時にはより瞑想的な題材にも注目しています。2019年に日本に滞在したパオロ・ペレグリンは、桜の開花に立ち会うことが目的でしたが、原生林の中にある7世紀に建てられた神社、下鴨神社の上を飛ぶ黒凧の群れの威厳と空中舞踏に心を打たれました。

また、レンズのすぐ近くを飛び回るワシの群れの動きを捉えています。目の覚めるようなスピードをタイトなフレームで捉え、鳥たちはフレームから出てくるようにも、全速力でフレームから出てくるようにも見えます。ソロで、デュオで、あるいはグループで、魅力的な猛禽類が空間を滑るように移動していく様子が描かれています。

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Editions Xavier Barral 2021年刊行 テキスト: 英語
サイズ: 縦260mm×横205mm ハードカバー 104ページ