アメリカの写真家リチャード・ロスマンの作品集。

ますますディストピア化するアメリカの経験を、世界における私たちの不穏な存在という大きな文脈の中に位置づけています。小説のように持続的な視覚的物語であるこの本は、小さな町の心、ひいてはその町から生まれた文化、そしてその文化を形成してきた人々の生活、さらにはその文化によって形成された人々の生活に入り込み、明らかにしようとしています。幼児から高齢者まで、ホームレスから富裕層まで、世代や階層を超えた多様で幅広いポートレートが描かれています。彼らは、生き残りと成り上がるための闘争の証人であり、人と人が関わる事への憧れと永遠の渇望を証明しています。ポートレイト、ヌード、変化した風景の中で探求される人間の状態の悲劇的な性質は、消滅しつつある自然界の歓喜に満ちた美しさとは対照的に、いまだに畏敬の念、驚き、そして生命への畏敬の念を生み出すことができるのです。

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Stanley/Barker 2021刊行 テキスト: 英語
サイズ: 縦300mm×横250mm ハードカバー 164ページ
ISBN: 9781913288242