フランスの農村地域、ソーヌ＝エ＝ロワール出身のレイモン・ドゥパルドンは、農場で生まれ育ち、写真家になりました。彼は1994年に農場で撮影した写真集を出版し、批評家の称賛を得ましたが、本書ではこの重要な場所へのオマージュとしてデパルドンは、カラーで撮影された34の象徴的な画像の旅を提示します。大判のネガは、長時間の露出で、各画像を一つの場面に変換し家族の歴史にその痕跡を残しました。見た目はささいな細部が写真の主題になります。椅子、テーブル、壁紙のパターン、これらは、過去と現在の間の永続的な繋がりの中で写真家の記憶に私たちを連れて行きます。

また、哲学者ジャック・ランシエールがこの本のために書いたエッセイも収録。時間との関係と記憶の普遍的な概念に疑問を投げかけています。

500部限定でスリップケース入り。非常に繊細に考案されており、それぞれにアーティストが署名して番号を付けています。各写真は、エンボス加工で配置され、上面のみに手で貼り付けられますており、実物大で再現された画像は、アルバムの写真のようにも見えます。

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Editions Xavier Barral 2020年刊行 テキスト: 英語
サイズ: 縦295mm×横245mm ハードカバー 84ページ スリップケース付 サイン入り