オーストラリアでの滞在制作「The Golden Mirage」(2006)と、
仙台での滞在制作「角隠し」(2006)、さらにそれらを経た新作を収録した、志賀理江子の写真集。
いわゆるデジタルの合成写真ではなく、実際に緻密に作られた非現実なシチュエーション。
さらにそこに再撮影によるレイヤーが重なっていくことによって写し出された被写体や
風景には、建築史家、五十嵐太郎氏が言うように、見てはいけない地霊が呼び込まれ
志賀自身も予想しえなかったゴーストが忍び込んでいるようにみえる。
[SOLD OUT]
>志賀理江子
>赤々舎
赤々舎 2007年刊行 テキスト日本語/英語
サイズ 縦280×横420 厚さ15mm ハードカバー80ページ