ベルリン在住のマルチ・アーティスト、花代の写真集。
壊れかけのカメラ、甘いピント、転んでしまった色……
いつ頃の写真なのか、何処の何を撮ったのかもはっきりしないことすらあるという
「日常」の膨大な「スナップ」からセレクトされた作品群。
色褪せた古いフィルム映画のような、白昼夢のようなイメージの数々は、
ぼんやりとしながらも、強烈な印象を放って頭のなかへ記憶の中へと
いつの間にかすりこまれていく、そんな不思議な力を持った写真集。
>赤々舎
赤々舎 2008年刊行 テキスト日本語/英語
サイズ 縦322×横240 厚さ15mm ハードカバー 92ページ