ベルギー人コラージュアーティスト、カトリアン・デ・ブラウワー（Katrien De Blauwer）の作品集。フランス人フォトグラファー、フランソワ・アラール（François Halard）のアーカイブ作品を入念に分析し、他にはない新たな文脈から捉え直して制作されたコミッションワークを収録。作者は、力の構造と錯覚を用いて、女らしさと男らしさのどちらでもあるようでどちらでもない、夢の中のように魅惑的な世界に見るものを引き込む。機微なニュアンスや寓話的な筆致はアラールの作風とはまた異なり対照的だが、そこにはアラールの作品に対する畏敬の念が強く感じられる。本書に登場する写真は全てアラールが撮影し、2019年に作者がフランスのアルルで収集。コラージュは作者がベルギーのアントワープで制作した。編集者、デザイナーであり、本書を刊行した出版者「LIBRARYMAN」の設立者であるトニー・セデルテッグ（Tony Cederteg）が本書へ序文を寄稿し、また本プロジェクトを監修した。

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Libraryman 2019年刊行　テキスト: 英語
サイズ: 縦275×横215mm　ハードカバー 48ページ