日本においても、とても人気の高いフランス人写真家、アントワン・ダガタの最新作。 版元の Studio Vortex は、ダガタがフランスで運営するスタジオ名。 大型の作品集として今回刊行されましたが、この本を作る上で参考となった本があります。それは、2017年がダガタが所属する写真エージェンシー・マグナムの創設70周年で、 今に至る活動を網羅した展覧会が催され、図録として刊行された『Magnum Manifesto』(Thames&Hadson) です。 その本を模倣したのが本作『Manifesto』となります。 ダガタ自身の今に至る活動を総括し、様々なプロジェクトが掲載された1冊となっています。 また、面白いことに、『Magnum Manifesto』を模倣したのは、そのコンセプトのみならず、 表紙のデザインから中身のレイアウトまでにも至ります。ダガタを知るには必見の重要な1冊となっています。
>Antoine d'Agata
Studio Vortex 2017年刊行 テキスト:英語
サイズ縦300×横260mm 416ページ
