安楽寺えみ
東京生まれ。武蔵野美術大学にて油絵を学ぶ
卒業後まもなく、視力の深刻な悪化を引き起こす脳腫瘍と診断され、画家になる夢を断念した。
10年にわたる療養の過程で、ある日、安楽寺はカメラが目の代わりになりうることを発見し、
病院のベッドで写真を独学で学んだ。
安楽寺の人体への執着は、長い入院生活がもたらしたものとも言える。
安楽寺はイメージの錬金術師であり、空想と欲望の触媒とも評される。
2006年、東川賞新人作家賞を受賞、2018年には、ルーシー・フォトブック・アワードの ファイナリストの1人に選ばれた。 Paris Photo-Aperture Foundation 「The 2019 PhotoBook Awards」PhotoBook of the Year 部門選出。