米原 康正(Yasumasa Yonehara): Tokyo Amour

米原康正はインスタントフィルムカメラのチェキによって強調された、よりフラットで特有の発色性に着目し作品を発表しています。表現者としての米原は徹底して「リアル」にこだわり、今現在をあらゆる方法で記録し続けてきました。「動き」の中にリアルな瞬間を見出し、写し出された作品からは、被写体との精神的な距離感、ある現場の空気感と時間の経過、鑑賞者の目線の推移を感じとることができます。特別に作品のために制作されたアクリルフレームの中で、米原は被写体を解体、編集、再構築し、高度に演出されたリアルな物語を見せます。またチェキという大衆機材を使用して生み出される作品からは、ある種の匿名性を見出すこともでき、より私的な出来事として接することを可能とします。同じ規格、同じポージング、同じフレーム。消費社会が用意している「型」を嘲笑するかの様に、この小さな画面に意図的に収められた女性達は各々が違った魅力を持ち、鑑賞者に対して醜く美しくもある「自分」と向き合う機会を与えてくれます。
CLEAR EDITION 2008年刊行 テキスト英語/日本語
サイズ縦279×横207 厚さ22mm ハードカバー176ページ
<再入荷待ち>
  • 2,700円(税込)


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