アメリカ人フォトグラファー、アレッサンドラ・サンギネッティ（Alessandra Sanguinetti）の作品集。本書は、2024年1月から5月にかけてパリの「アンリ・カルティエ＝ブレッソン財団（Fondation Henri Cartier-Bresson）」で開催された個展に伴い刊行された。

本書は、作者の代表作『The Adventures of Guille and Belinda』の魅惑的な世界へと我々を誘い、この作品の変遷とそれが提起するテーマや疑問を探る、詳細な会話形式の読本。ブエノスアイレス州の田園地帯で制作されたこのシリーズは、田舎暮らしの現実を背景に成長する2人の従姉妹、ギールとベリンダの日々を追いかけてきた。2人は、幼い頃から作者の作品の共同制作者であり、共謀者であり、遊び仲間として、子供時代、思春期、そしてやがて大人になる成長の過程に見られる夢と現実の狭間に存在する特別な世界を喚起してきた。本書で二人は、何年もの時間をかけて制作されたシリーズからの未公開写真を交えた長い会話を通じて、作品制作や時とともに変化していった作品との関係性について、作者とともに振り返っている。この対話を補完する作者とキュレーターのクレマン・シェルー（Clément Chéroux）とピエール・レイラ（Pierre Leyrat）との対談では、ドキュメンタリー写真、芸術的コラボレーション、そして世界中の少女や女性の生活の描写をめぐる会話とこの作品がどのように関わり合い、また混乱させるのかを解き明かしている

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Mack 2024年刊行 テキスト: 英語
サイズ: 195×125mm ソフトカバー 60ページ
ISBN: 9781915743473